会長挨拶

 2014年に奈良県の地域連携を担う実務者の集まりとして発足し、10年を超えることができました。設立当時の趣意書では「県内の連携実務担当者が集い、グループワークなどを通じて課題を検討し、相互のネットワーク構築と、地域連携の在り方について、ともに考え、意見交換を行う場として、「なら地域医療連携実務者協議会」を設立することといたしました。」(なら地域連携実務者協議会設立趣意書より一部抜粋)とあります。 当時は、趣意書を踏まえてどのように顔の見える関係になるような活動ができるか不安もありました。しかし、毎年開催してきた研修会等は会員の興味あるテーマを取り上げ、学びの場、情報交換の場として多くの方が参加くださっています。このように設立趣意書の目指すところと変わらず続けてこられたのは、運営にご尽力いただいた方々や会員の方々の理解、協力、支援があったからだと思います。今では、会員医療機関の数が50を超えました。地域で暮らす人たちの医療を支えていくためには個人だけでなく、お互いが理解し合い、協力、連携していくことが必要不可欠になっています。今後も資格や立場にかかわらず、奈良の地域連携に関わるスタッフが、地域連携の在り方についてともに考え意見交換を行う場として、さらにお互いがより良い連携と、育ち合う関係を目指して、奈良の医療に少しでも役立つ会になればと願っております。

だいぶつの会
会長 助田 展子

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